ダイエット=生きる気概を感じさせる本です
この本は同じダイエットをトライするには、方法が専門的過ぎますし、レシピの再現も難しいでしょう。日本で行う医師もいないようです。でも、あなたが痩せたいと思った時。そしてそれにくじけそうになった時に、一読することをお勧めします。 カール・ラガーフィールドのモノローグに近いインタビューの中では随所に、「私はこう生きていきたいから、この体重まで落とすことを決めた」という強い意志が感じられます。 こんな風に自分のことは全てきちんと自分で決めていけたらどんなにいいだろうと羨ましく思います。 この気概を、おそらくは60歳をとうに超えている筈の男性が持ち続けていること。それが今でも彼がデザイナーとして超一流でいられる理由なのでしょう。 ダイエットをトライして、くじけたりリバウンドしちゃったり、いろいろ挫折を経験している人はたくさんいることでしょう。わたしも数え切れません。 ダイエットやその他のいろいろ降りかかってくる周囲の目や言葉に振り回されずに、自分の人生を自分でコントロールする気力と勇気を忘れないために、読んでほしいと思います。 ダイエット=体重を落とすこと、外見を良く見せることではないのだと語りかけてくる本でした。
世界一高価なオートクチュール
私がカール・ラガーフェルドという名を聞いて最初に思いつくのが、サングラスを常にかけ、恰幅の良い身体をグレーのダブルのスーツで包み、シャネルなどのコレクション発表のキャットウオークで深々と礼をしている姿である。 ところが去年、TVの川久保玲(コムデギャルソン)の特集を見たとき私は一驚した。昔の姿は微塵もなくまるで病後のように痩せ極端にスリムな黒いジャケットを着込んだ姿で、その番組のインタビューに答えていたからである。 この本はそのカール・ラガーフェルドが13ヶ月かけて42kgの体重を落としたダイエットの方法とその体験について書いたものである。 ダイエットの方法については何の奇をてらったものではない。ちゃんと実行さえできれば確かに体重は減るだろうと納得できるものである。この本が他と一線を画しているのは彼がインタビューの中でダイエットの動機と生活の変化について語っていることである。自分の人生と身体をコントロールすることを自慢も卑下も全くなしに淡々と語る姿は、その背後に隠された常人離れした精神を感じさせる。その精神こそが彼をマエストロたりえさせる力なのだろう。 この本は世界一高価でそれだけに仕立てるのが難しいオートクチュールである、人生とファッションの関係をかいま見させてくれる。
集英社
サイン・シャネル カール・ラガーフェルドのアトリエ Vogue Presents: Karl Lagerfeld アルマーニ マーク・ジェイコブス&ルイ・ヴィトン ~モード界の革命児~ シャネルの真実
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